解像度は使用用途に合わせてお選び下さい。
元の書籍とほぼ同じ解像度でスキャニングします。
データ的な劣化も少なく、再印刷にしても問題ない解像度です。
iPad及びiPhoneやAndroidなどの携帯端末などで、拡大や縮小などを行っても快適に動作する解像度です。
2倍ぐらいの拡大でも問題なく表示されます。
元書籍データを2倍の情報量でスキャニングします。データ的にはかなり細密な情報になります。画像加工を目的にされている方には向いていますが、携帯端末などではかなり重いのでストレスが出る場合が在ります。
スキャニングにもっとも重要なのはスキャニング時に設定する解像度です。
一般的な単位でDPIとかPPIとか書かれています。
これは、1インチ当たりにどれぐらいの情報量をもっているのかを示す値です。
100dpiと書かれている場合は1インチの中に100個の点が有り、
その点のひとつ一つに赤や青や黄色などの情報を持っています。
これが集まって写真の情報を表現しているのです。
当然、1インチ当たりに沢山の情報量を持つ方がより細密なデータとなるのです。
しかし、この単位が多いほど綺麗にスキャニングできると考えられる方も多いと思います。
間違っているわけではないのですが、誤解が生じ易い部分がいくつか有ります。
まずは、情報を沢山持つ事によって正しく表示されない場合が有ります。
どんな場合かと言いますと、現実の印刷物の多くは115線から135線程度です。
解像度にする287dpiから337dpiになります。
つまり、一般的な書籍はそんなに高い解像で印刷されていないのです。
それを上回る解像度でスキャニングしても実際には点を拡大してスキャニングするだけで、
現物以上のスキャニングが出来ません。
また、300dpiの印刷物を400dpiでスキャニングすると色の境目が曖昧に処理されて
ブロックのノイズなどが出たりします。
この事を踏まえて、弊社ではスキャニングの解像度を288dpiから300dipをお勧めしています。
また、解像度の変更など、ご利用環境によって、それも大きく変わりますので、
ご希望がある場合はご相談ください。
プリンターの解像度とスキャニングの解像度と違うから、300dpiは印刷すると綺麗に出ないのではと
思っている方もいるのではないでしょうか?
実際にプリンターの解像度は、昨今2400dpiや3600dpiなどが当たり前になってきていますね。
実はスキャニングの解像度とプリンターの解像度は意味が違うのです。
スキャニングの解像度は最初にご説明したように1インチ当りの色情報の数ですが、
印刷のdpiはスキャニングした情報をいかに細かく分解して印刷ができるかと言う事になります。
プリンターの多くは最低4色のカートリッジが入っていますので、
カラー印刷を行うためにはこの4色を掛け合わせてカラー表示されている事は、
皆さんご存知だと思います。
そこで、1つの色で色の濃さを出すのにプリンターは何をしているかと言うと、
インクを薄めているのではなく、点の大きさによって濃さを表現しています。
例えば、1cm×1cmに10%のグレーを印刷しようとした場合には、黒いインクを紙の1cm四方に
10%、塗ればグレーになるのです。
ですが、この黒いブロックが大きくなると結局は黒い色なので黒に見えてしまいます。
そこで、1cm四方を縦横100ブロックにして点を10マス置きに黒を置くと白紙色と黒が合わさって
人の目はグレーと判断してくれるわけです。
ほかの色も同じ方法で色を表現しているのです。
では、300dpiでなぜ十分なのかと言いますと、
色は重ねて印刷するのではなく、実は少しづつずらしているのです。
赤色、黄色、青色、黒と重ねて印刷しているのではないので、点と点の間に隙間が必要になってきます。
実際に300dpiのデータを適正に印刷しようと思った場合は単純な計算でも
300dpi×4色=1200dpiの細かさが無いと最適な印刷が出来ないのです。
これが、データのDPIとプリンターのDPIの違いです。